こんにちは。
建設・不動産業界専門のキャリアコンサルタントの尾形です👩🏻💼
私がサポートさせて頂いた、
転職成功者の事例をご紹介するシリーズ【転職成功談】!
今回は、
50歳・地方自治体の建築技術職として就業していたKさん。
国内外でさまざまな経験を積んたKさん。
しかし、出会って開口一番のセリフは
「退職しなければよかった…」
このセリフの真意とは?
無事彼の要望にかなう企業は見つかるのでしょうか?
- RSGではどんな求職者がきてるの?
- どんな風にサポートしてくれるの?
- きちんとフォローしてくれる?
「RSG」にやってきたはKさんは、いかにして成功を勝ち取るのか…🤔
当時を振り返りながら、まとめてみました。
50歳 緊張で言葉少なくなる Kさん
- 緊張しやすく、少しネガティブな傾向
- 美術大学卒業後、一貫して建築関係業務に従事
- 地方自治体の建築技術職として就業中
- 第一声が「退職しなければよかった…」
- 大学卒業後、8年間に渡り建設会社や専門学校での非常勤講師を経て
イギリスへ修士課程を修めるべく留学 - 国内の個人建築設計事務所や組織設計事務所を7社渡り歩き、
国内プロジェクトではプロジェクトリーダーとして、
基本設計から設計監理まで、
クライアントや施工者と様々な問題に取り組む - 海外のプロジェクトではマダガスカル、
ペルーのJICA 無償援助案件、
シンガポールの超高層タワーの基本設計、
ベトナム・インドネシアの高層オフィスビルの設計、
バヌアツおよびカンボジアの病院プロジェクトを
ジョブキャプテンとして担当 - その後ご出身地の地方自治体の建築技術職で5年間に渡り就業
- 第一声の「退職しなければよかった…」が出る理由
- 「転職して実現したいこと」が不明瞭
- 緊張しやすく、面接だと少し固くなる
国内外でさまざまな経験を積んできたKさんなので、自信にあふれた方なのかと思ったら、その逆。
お話をしてみると、随分疲れた様子でした。
企業を提案する前に、まずはKさんの今までのキャリアや転職活動状況のヒアリングから始めます。
「退職しなければよかった…」
そんな言葉が出てしまうくらい、Kさんの落ち込みようはひどいものでした。
別のエージェントやご自身で企業に応募してみるものの、書類選考や一次面接でお見送りとなった企業数が…なんと25社!
これは落ち込んで当然です。
Kさんの言葉は、明らかに転職疲れからくるものでした。
経験・スキルはあるものの、転職回数がやや多めなKさん。
しかし、これだけの経歴であれば、転職回数もカバーできそうなものですが…。
Kさんとお話してみると、Kさんは「なんのための転職なのか」「転職をすることで何を成し遂げたいのか」の軸が不明瞭。
業界・業種もしっかり決めないまま転職活動をしても、進捗が芳しくないのはある意味当たり前かもしれません。
そこで、まずはKさんの軸を設定するところから。
- 職能(function)
- 情熱(passion)
- 連携(cooperation)
- 継続(continue)
この4つを埋める押し問答(笑)
そうして、Kさんが出した答えがこちら。
- 職能(function)
今後自らの専門性(建築士としてのスキル)を高め、
多様な専門家(土木・電気・電子・機械等エンジニア)とも連携して、
優れた提案や実践を積み上げたい
- 情熱(passion)
持続可能な地域づくりの多様なモデルを、自分の手で創造したい - 連携(cooperation)
社内協力はもとより、協力会社や各地域のステイクホルダー等と協働して取り組む
- 継続(continue)
自らの努力と顧客等に支えられて事業性を追求し、常に革新を意識
この軸こそ、Kさんの「転職の基本」であり、企業に望むもの。
さあ、ここからが本番です!
企業決めも大事だけど、業界・業種の確定も必要
KさんとWEBを使っての話し合いは、実に20回以上。
数だけ見ると多い気がしますが、体感的にはあっという間でした😅
Kさんに設定した軸の①~④を実現出来る業界・業種の説明に入り、Kさんの同意を得て、いざ応募へ!
通常であれば、Kさんの転職回数の多さがネックですが…😫💦
「これまでの転職は、Kさんの軸である①~④に向けてのスキルアップである」旨を、ピックアップした企業さんの建築部門マネージャーにプレゼン!
Kさんのスキルはもちろん、入社後にご活躍頂けるポジション・プロジェクトのご提案しました。
そして…無事、Kさんは書類選考通過!
面接への準備・対策もバッチリ!
と、喜んでいるのもつかの間、すぐに一次面接がやってきます。
パワーポイントでこれまでの成果や、これからやりたいことなどを盛り込んだ資料を作成。
あれやこれやと話すことは盛りだくさん。大体2週間で完成しました。
面接官は全4名、一次面接時には私もアシスタントとして同席。
緊張がピークに達したKさんのままでは、良さがアピールできないかもしれない…。
Kさんに向かう視線を減らすべく、行なったモニター画面を使ってのプレゼン方式。
Kさんの緊張も緩和でき、無事一次面接終了!
そこから2週間後には、一次面接通過の連絡がきました😍😍
続いて、最終面接に先立ち企業より課題を貰ってからの論文作成スタート。
Kさんの軸となる①~④は文章化出来ていたため、すったもんだありながらも、添削を繰り返し、無事論文が完成しました。
論文提出後、選考に3週間。も~正直ドキドキしっぱなし!🙄🙄
しかし、Kさんの頑張りもあって、無事選考通過!
この次は最終面接でしたが…それを迎える頃には、始めこそ緊張で強張っていたKさんの表情も穏やかになり、言うまでもなく無事内定を頂きました✌🏻✌🏻
転職回数の多さで、諦めてはいませんか?
Kさんの最初にあった時と、最後にあった時の顔、その差は歴然でした。
「退職しなければよかった…」そう暗い表情で落ち込んでいたKさんは、もういません。
転職活動が上手くいかず、落ち込んでいるのはアナタも同じではないでしょうか?
ネックになっているのは、転職回数だけですか?
アナタの眠っている武器、知りたくないですか?
まずは私たちに「アナタ」を紹介してください。
「アナタ」を見せてください。
そこから、私たちと一緒にどうしたら転職活動が上手くいくのか、どんな業種があっているのか、とことん話し合いましょう。
それが早ければ早いほど、アナタの転職活動の成功率が変わってきます☺️