こんにちは。
建設・不動産業界専門のキャリアコンサルタントの尾形です👩🏻💼
私がサポートさせて頂いた、
転職成功者の事例をご紹介するシリーズ【転職成功談】!
今回は、
30歳・ベナン出身の土木エンジニアのEさん。
(ベナンは、アフリカ西部にあり、
トーゴやナイジェリアと隣接する共和国です)
橋梁設計への熱い思いを抱きながらも、
書類選考を突破できず、帰国も視野にいれていたほど。
そんなEさんの転職成功談をお話したいと思います。
- RSGではどんな求職者がきてるの?
- どんな風にサポートしてくれるの?
- きちんとフォローしてくれる?
「RSG」にやってきたはEさんは、いかにして成功を勝ち取るのか…🤔
当時を振り返りながら、まとめてみました。
ベナン出身 こだわりが強い Eさんの場合
- 思いやり精神あふれる男性
- こだわりが強い
- ベナン出身の土木エンジニア
- 『明石海峡大橋のような橋梁設計を学びたい!』との思いで、
ベナンで積んだキャリアの更なる向上を目指し、
日本の大学院修士課程へ - 修士課程修了後、技術力に定評のある中堅ゼネコンに入社
橋梁設計のエンジニアとして活躍 - 他の転職エージェントを利用していて、紹介された約20社に応募
しかし、ほぼ書類選考で落とされる
- 思いは強いものの、彼が望む「キャリア」が漠然としている
- ヒアリングをして、彼がどう進みたいのか
将来のビジョンを明確にする必要がある
紹介された約20社がほぼ書類審査落ち、というのは、Eさんというよりも、エージェントとの連携がうまくいっていないのでは?と考えました。
お会いする前に、まずはEさんのエンジニアとしてのバックボーンを理解するため、執筆した修士論文を読んで見ることに。
橋梁の応力劣化の疲労解析。机上のみのシミュレーションに留まらず、フィールドワークも取り込んでの論文。ベナンでエンジニアとしてのキャリアが活かされた、素晴らしい論文!
また、橋梁に対する『こだわり』が散見された。
現状やキャリアプランの確認のため、Eさんと面談。
論文を読んだ時から感じていたけれど、とにかく『橋梁設計に対する熱い思い』がすさまじい!
話を聞いていると、応募していた求人もそうだが、現在勤めている中堅ゼネコンも、「Eさんの描くキャリアは積めなかっただろうな」と感じた。
ヒアリングをして、企業をピックアップ
橋梁に対する『こだわり』
→橋梁だけではなく、道路やトンネルの設計も携わりたい。
この思いも汲んで、業務の細分化が進んでいない橋梁設計に強みを持つ、中小規模の建設コンサルタント企業、約15社をピックアップ。
Eさんの意向を伺い、12社へ応募。書類選考で4社お断りの連絡…😢
が、ついに5社目が書類選考通過!
Eさんは面接へとコマを進めたのでした✨✨
いよいよ面接当日。Eさんの様子は…
面接当日、企業様のエントランス前で私が上着を羽織ろうとした時のこと。
私が足で挟んでいたカバンを、Eさんは何も言わず手に取ってくれました。
私が思う、Eさんの素敵なポイント「思いやり」。
だからこそ、「できる限りEさんの力になってあげたい」と思ったんです☺️
面接開始、企業様の社長と部長を相手に、質疑応答すること1時間。
終盤に差し掛かった頃、社長から一言。
「Eさんのうちで働きたいと思う気持ちがあれば、内定です」とのこと!
企業は「面接以外」の部分もチェックしている!
内定の決め手になったのは、思わぬところからでした。
さりげないやり取りですが、Eさんにとっては「当たり前」で、でもなかなかできないこと。
Eさんの人柄が認められたのだと、うれしくて思わず泣いちゃいました(笑)
橋梁設計への熱い思いを持ちながら、なかなか先に進めなかったEさん。
彼の人柄は問題なく、足りないのは「どうキャリアを積みたいのか」でした。
そこさえクリアできれば問題ないと思っていたので、Eさんを上手くサポートすることが出来て安心しました。
Eさんがこれから自分の思い描くビジョンを進んでいくことを、応援したいと思っています。